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随想の頁
2020.1.2〜2020.12.31


2020

師走
12.31
本年もSalon de Socratesをご覧頂きましてありがたうござりました。今年はコロナ禍一色となり計画といふ計画は立ち行かなくなりました。第一の目標であつた演奏旅行は敢え無く中止、演奏活動も軒並み中止となり、張合ひが無い日常を過ごしました。しかし、さういふ中でも別種の楽しみを見付けるもので、逆説的に変化を楽しむことも一興と云へませう。油彩と執筆は改めて時間が取れると判断して休止しました。来年の再開を期します。今年はサイト改修を目論みまして、主要な箇所は完了しました。「楽興撰録」の改修は長期的に行ひます。さて、「世界文学渉猟」で今年四つ星を付けた読了作品は、レマルク『西部戦線異状なし』たつた1つだけでした。これは群を抜いてをり、近年渉猟した作品の中でも特別であつたことを述べてをきませう。来年はアメリカ文学をもう少し読み進めた後、イギリス文学とロシア文学を中心に渉猟したいと考へてをります。来年のことは予測が難しい世相ではござりますが、悲観せずに時を無駄にせぬやう精進致しませう。来年も何卒宜しくお願ひ申し上げます。
12.30
フォークナー『響きと怒り』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。世評以上には評価は出来なかつた。この作品は手法が要であり、語られてゐること自体は全く大したことないからだ。引き続きフォークナーを渉猟する。
12.27
「楽興撰録」にヘスのCD評追加。
12.24
「楽興撰録」にミトロプーロスのCD評追加。
12.21
事後報告ですが、12月19日(土)と20日(日)に新宿区民オペラ公演にてフンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」の上演に第二ヴァイオリン主席として参加しました。本年は周知の事態により2月2日以来となる公演機会でした。困難な状況の中、弦楽編成による公演は参加者たちの協力あつてこそ成立したと感じます。当たり前が当たり前でなくなつた日々にあり、大切なひとときでした。「楽興撰録」にタリアフェロのCD評追加。
12.15
「楽興撰録」にシューリヒトのCD評追加。
12.12
「楽興撰録」にメイエのCD評追加。
12.9
「楽興撰録」にクーレンカンプのCD評追加。
12.6
「楽興撰録」にカサルスのCD評追加。
12.3
「楽興撰録」にジャニスのCD評追加。
霜月
11.30
「楽興撰録」にヴァルターのCD評追加。
11.29
チャペック『白い病』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。緊急で刊行された預言の書。疫病に襲はれた現代に強く訴へ掛ける。
11.27
「楽興撰録」にウィーン・コンツェルトハウスSQのCD評追加。
11.24
「楽興撰録」にヴァランのCD評追加。
11.22
「楽興撰録」にフランソワのCD評追加。
11.19
「楽興撰録」にフルトヴェングラーのCD評追加。
11.15
「楽興撰録」にクーセヴィツキーのCD評追加。
11.12
「楽興撰録」にバリリSQのCD評追加。
11.9
「楽興撰録」にルッフォのCD評追加。
11.6
「楽興撰録」にエルマンのCD評追加。
11.3
「楽興撰録」にヴァインガルトナーのCD評追加。
神無月
10.30
「楽興撰録」にセゴビアのCD評追加。
10.27
「楽興撰録」に"Landmarks of Recorded Pianism Vol.2"のCD評追加。
10.25
トーマス=マン『ブッデンブローク家の人々』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。名高い大作で圧倒されるが、時代の制約を超える作品ではなかつた。
10.24
「楽興撰録」にセルのCD評追加。
10.21
「楽興撰録」にマレシャルのCD評追加。
10.18
「楽興撰録」にシェルヘンのCD評追加。
10.15
「楽興撰録」にオドノポゾフのCD評追加。
10.12
「楽興撰録」にパデレフスキのCD評追加。
10.9
「楽興撰録」にフルニエのCD評追加。
10.6
「楽興撰録」にマンロウのCD評追加。
10.3
「楽興撰録」にリパッティのCD評追加。
長月
9.30
「楽興撰録」にアンチェルのCD評追加。
9.27
「楽興撰録」にハイフェッツのCD評追加。
9.24
「楽興撰録」にクナッパーツブッシュのCD評追加。
9.21
「楽興撰録」にプリムローズSQのCD評追加。
9.18
「楽興撰録」にニレジハージのCD評追加。
9.16
「楽興撰録」にフェリアーのCD評追加。
9.15
レマルク『西部戦線異状なし』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。実は25年以上も前から積読してゐた。映画を観て満足して仕舞つたのも原因だ。もつと早く読めば良かつた。こんなに後悔したことはない。2ヶ月前に一気呵成に読んだ。四つ星です。
9.12
「楽興撰録」にカサルスのCD評追加。
9.9
「楽興撰録」にデ=ヴィートのCD評追加。
9.6
「楽興撰録」にパッハマンのCD評追加。
9.3
「楽興撰録」にケッケルトSQのCD評追加。
葉月
8.31
「楽興撰録」にメンゲルベルクのCD評追加。
8.28
「楽興撰録」にプシホダ/ナヴァラのCD評追加。
8.24
「楽興撰録」にジーリのCD評追加。
8.21
「楽興撰録」にモイセイヴィッチのCD評追加。
8.18
「楽興撰録」にウィーン・コンツェルトハウスSQのCD評追加。
8.15
「楽興撰録」にクレンペラーのCD評追加。
8.12
「楽興撰録」にフェインベルクのCD評追加。
8.9
ハウプトマン『沈鐘』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。先入観からか余りに象徴主義的作品だつたことに戸惑つた。「楽興撰録」にミュールのCD評追加。
8.6
「楽興撰録」にスメタナSQのCD評追加。
8.3
「楽興撰録」にジョナスのCD評追加。
文月
7.31
「楽興撰録」にシゲティのCD評追加。
7.28
「楽興撰録」にシュナイダーハンSQのCD評追加。
7.25
「楽興撰録」にラウテンバッハーのCD評追加。
7.22
「楽興撰録」にバリリSQのCD評追加。
7.18
「楽興撰録」にコチャルスキのCD評追加。
7.15
「楽興撰録」にムラヴィンスキーのCD評追加。
7.14
ストリンドベリ『罪また罪』『幽霊ソナタ』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。4ヶ月前に読了してゐたが、更新を怠りました。久々にストリンドベリ作品を集中的に読んだ。9作品もの書評を載せたサイトは多くないだらう。
7.12
「楽興撰録」にフェヴリエのCD評追加。
7.9
「楽興撰録」にトスカニーニのCD評追加。
7.6
「楽興撰録」にタリアフェロのCD評追加。
7.3
「楽興撰録」にハンガリーSQのCD評追加。
水無月
6.30
「楽興撰録」にコルトー/ペルルミュテールのCD評追加。
6.27
「楽興撰録」にピアティゴルスキーのCD評追加。
6.24
ストリンドベリ『令嬢ユリエ』『ダマスカスへ 第一部』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。3ヶ月半前に読了してゐたが、更新を怠りました。どちらも多作家であつたストリンドベリの様々な創作が堪能出来る代表作だ。「楽興撰録」にエネスクのCD評追加。
6.21
「楽興撰録」に「20世紀前半のフランスのオルガニスト」のCD評追加。
6.19
「楽興撰録」にオドノポゾフのCD評追加。
6.15
「楽興撰録」にシェルヘンのCD評追加。
6.12
「楽興撰録」にカルーゾのCD評追加。
6.9
「楽興撰録」にジャニスのCD評追加。
6.7
「楽興撰録」にウィーン・コンツェルトハウスSQのCD評追加。
6.3
「楽興撰録」にメイエのCD評追加。
皐月
5.30
「楽興撰録」にサージェントのCD評追加。
5.27
「楽興撰録」にクーレンカンプのCD評追加。
5.25
「楽興撰録」に「パリのモーツァルト」のCD評追加。
5.23
リョンロート『カレワラ』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。口承文学の金字塔だ。フィンランドの文化と民族を再定義し、独立への源泉となつた偉大な文学活動でもあつた。
5.22
「楽興撰録」にギレリスのCD評追加。
5.19
「楽興撰録」にシュナイダーハンのCD評追加。
5.15
「世界文学渉猟」にてウマル・ハイヤーム『ルバーイヤート』の寸評追加。約25年振りに再読した。「楽興撰録」にクライバーのCD評追加。
5.12
Salon de Socratesを立ち上げて16周年を迎へることが出来ました。非常に困難な世界情勢で、今年の目標に掲げた演奏旅行も中止となりました。その他の計画にも影響があり、だうにも捗々しくありません。今年も新規の頁は用意出来ませんでしたが、現在サイトのスマートフォン対応を行つてをり、文字を大きくし行間を空け、読み易くしてをります。文学の頁は「世界文学渉猟」も含め、全頁対応が完了しました。音楽の頁はディスコグラフィーの全ての頁を対応させました。残るは最も更新頻度が高くて頁が多い「楽興撰録」のみです。これは順次進めて参りますが、所持盤の入れ替はりもあるので、この機会に更新日時の記載を削り、内容も再編集します。今後ともSalon de Socratesを宜しくお願ひ致します。
5.10
「楽興撰録」にラフマニノフのCD評追加。
5.7
「楽興撰録」にフルトヴェングラーのCD評追加。
5.4
「楽興撰録」にマルケヴィッチのCD評追加。
5.1
「楽興撰録」にライナーのCD評追加。
卯月
4.28
「楽興撰録」に"Landmarks of Recorded Pianism Vol.2"のCD評追加。
4.25
「楽興撰録」にシューリヒトのCD評追加。
4.21
「楽興撰録」にカペルのCD評追加。
4.18
サアディー『薔薇園』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。中世ペルシアを代表する詩人の代表作。「楽興撰録」にフリッチャイのCD評追加。
4.15
「楽興撰録」にコチャルスキのCD評追加。
4.12
「楽興撰録」にフルトヴェングラーのCD評追加。
4.9
「楽興撰録」にギューデンのCD評追加。
4.5
「楽興撰録」にバリリSQのCD評追加。
4.2
「楽興撰録」にパレーのCD評追加。
弥生
3.30
「楽興撰録」にパッハマンのCD評追加。
3.28
タゴール『ギーターンジャリ』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。切なくなるほど美しい詩情で、敬虔な心持ちに誘はれる。インド文学の渉猟をこれにて終へる。
3.27
「楽興撰録」にコンヴィチュニーのCD評追加。
3.24
「楽興撰録」にムラヴィンスキーのCD評追加。
3.21
「楽興撰録」にフェヴリエのCD評追加。
3.19
「楽興撰録」にトスカニーニのCD評追加。
3.15
「楽興撰録」にアーベントロートのCD評追加。
3.12
「楽興撰録」にセルのCD評追加。
3.9
「楽興撰録」にフリードマンのCD評追加。
3.6
「世界文学渉猟」にてカーリダーサ『アビジュニャーナシャクンタラー』の寸評追加。サンスクリット劇の最高傑作とされる高名な作品。真作とされる戯曲全3作の寸評を載せることが出来た。「楽興撰録」にクレンペラーのCD評追加。
3.3
「楽興撰録」にクライバーのCD評追加。
3.1
「楽興撰録」にタリフのCD評追加。
如月
2.28
「楽興撰録」にジャニスのCD評追加。
2.25
「楽興撰録」にオドノポゾフのCD評追加。
2.23
「楽興撰録」にクーセヴィツキーのCD評追加。
2.21
「楽興撰録」にブッシュのCD評追加。
2.18
カーリダーサ『マーラヴィカーグニミトラ』と『ヴィクラモールヴァシーヤ』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。サンスクリット文学の最高峰とされるカーリダーサの劇作を読む。「楽興撰録」にナヴァラのCD評追加。
2.15
「楽興撰録」にデ=ヴィートのCD評追加。
2.12
「楽興撰録」にベームのCD評追加。
2.9
「楽興撰録」にカペルのCD評追加。
2.6
事後報告ですが、2月1日(土)と2日(日)に新宿区民オペラ公演にてプッチーニ「修道女アンジェリカ」と「ラ・ボエーム(抜粋)」の上演に第二ヴァイオリン主席として参加しました。我が最愛の「ラ・ボエーム」は云ふに及ばず、お初の「修道女アンジェリカ」に深い感銘を受けました。今回も素晴らしき仲間と最高の時間が過ごせました。「楽興撰録」にセルのCD評追加。
睦月
1.27
「楽興撰録」にミュンシュのCD評追加。
1.23
アシュヴァゴーシャ『ブッダチャリタ』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。仏伝の至宝とされる書物。「楽興撰録」に「ラ・ボエーム」のCD評追加。
1.20
「楽興撰録」にクラウスのCD評追加。
1.16
「楽興撰録」にクナッパーツブッシュのCD評追加。
1.13
「楽興撰録」にクライバーのCD評追加。
1.10
「楽興撰録」に「ラ・ボエーム」のCD評追加。
1.7
「楽興撰録」にピエルロのCD評追加。
1.5
「楽興撰録」に「修道女アンジェリカ」のCD評追加。
1.3
「楽興撰録」にフルトヴェングラーのCD評追加。
1.2
本年も何卒Salon de Socratesを宜しくお願ひ致します。本年の目標ですが、まず、オーストリア演奏旅行が控へてをりまして、無事成功が第一です。次いで油彩の完成と、毎度ですが執筆を進めること、とします。読書は大作に縛られず、ストリンドベリ、トーマス=マン、フォークナーの作品を手に取る計画実行を目標とします。


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