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随想の頁
2006.1.1〜2006.12.31


2006

師走
12.31
本年もSalon de Socratesをご覧頂きましてありがたうございました。年末は多忙の為、更新が捗らず申し訳なく思ひます。年頭の計画も半分くらいしか達成出来ず反省してをります。「世界文学渉猟」と「楽興撰録」だけをどうにか更新してきたのが実情です。「世界文学渉猟」で今年四つ星を付けた読了作品は、有島武郎『或る女』、イプセン『民衆の敵』、ロマン=ロラン『ジャン・クリストフ』、トルストイ『戦争と平和』、スウィフト『穏健な提案』の5作品でした。来年の渉猟計画を立案中です。ディスコグラフィーは来年こそ2つ仕上げる積もりです。詳しくは年頭所信にて。次の更新は1月3日になる予定です。来年もどうぞ宜しくお願ひ致します。皆様良き正月をお過ごし下さいませ。
12.30
ビューヒナー『ダントンの死』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。フランス大革命に題を取つた作品としては出色の出来で、ビューヒナーの最高傑作でせう。「楽興撰録」にてシゲティのCD評追加。
12.26
「楽興撰録」にてホフマンのCD評追加。米Marstonより驚くべき新譜情報が公表されてをります。詳細が極秘にされた会員限定のお宝CDが頒布されるやうです。これを期に会員になりこの非売品を入手しようと思ひます。
12.23
ビューヒナー『ヴォイツェク』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。時代を先取りした名作です。20世紀に書かれた作品と云はれても信じて仕舞ふでせう。「楽興撰録」にて「フィデリオ」のCD評追加。
12.21
ビューヒナー『レンツ』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。精神を病んだ男の痛々しい描写が胸に迫ります。狂人を扱つた小説の嚆矢とも云へる問題作です。「楽興撰録」にてモントゥーのCD評追加。
12.18
「世界文学渉猟」にて森鴎外『寒山拾得』の寸評追加。深刻振らないのが鴎外の良さと云へます。「楽興撰録」にてエルマンのCD評追加。
12.15
「世界文学渉猟」にて森鴎外『鶏』の寸評追加。巧まずして可笑しみが出た作品です。「楽興撰録」にてアンゲルブレシュトのCD評追加。
12.12
「楽興撰録」にてフロンザリーSQのCD評追加。
12.10
「楽興撰録」にてヴァランのCD評追加。
12.9
「世界文学渉猟」にて芥川龍之介『芋粥』の寸評追加。人間の欲望を多面的に解剖した傑作です。
12.7
「楽興撰録」にて「ヴァルキューレ」のCD評追加。
12.6
「世界文学渉猟」にて芥川龍之介『鼻』の寸評追加。王朝物の白眉です。
12.4
「楽興撰録」にてアーベントロートのCD評追加。
12.1
「楽興撰録」にてシュナーベルのCD評追加。独ヘンスラーがこれ迄発売したシューヒリトのシュトゥットガルトでの放送録音を集成し、更にマーラーの復活交響曲とハイドンの交響曲第86番といふ名演を加へた20枚組CDとDVDを出します。愛好家垂涎でせう。英Testamentがフルトヴェングラーとフラグスタートによるシュトラウスの四つの最後の歌の世界初演録音をCD化します。既発売盤は音質が優れないCDばかりでしたので、秘蔵音源による最良のCD化に期待したい処です。
霜月
11.30
「世界文学渉猟」にて太宰治『駆込み訴へ』の寸評追加。太宰の最高傑作だと疑はない名作です。キリスト教徒はこの作品をどう読むのでせう。
11.29
「楽興撰録」にてフラグスタートのCD評追加。
11.28
「世界文学渉猟」にて太宰治『走れメロス』の寸評追加。教科書の呪縛を離れて、ギリシア・ローマ古典古代の藝術を再創造した太宰の意図を読み直したい名作です。
11.27
「楽興撰録」にてデ=ヴィートのCD評追加。
11.23
ワイルド『すばらしいロケット』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。「楽興撰録」にてミュンシュのCD評追加。
11.22
ワイルド『忠実な友達』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。
11.21
「楽興撰録」にてアンチェルのCD評追加。
11.18
ワイルド『わがままな大男』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。「楽興撰録」にてホフマンのCD評追加。
11.16
ワイルド『ナイチンゲールとばらの花』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。童話とは云へ、これは子供の読む類ひの話ではありません。愛の軛が描かれた逆説的な掌篇です。「楽興撰録」にてマレシャルのCD評追加。
11.14
ワイルド『幸福な王子』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。現在『荀子』を渉猟中であるが、読了まで一月はかかりそうなので、ワイルドの童話全集で寸評を更新することにしました。頽廃的な印象の強いワイルドの別の一面が見られて興味深いです。深みのある大人の童話として楽しめます。「楽興撰録」にてクライバーのCD評追加。
11.12
「楽興撰録」にてコルユスのCD評追加。
11.10
「世界文学渉猟」にてノヴァーリス『サイスの弟子たち』の寸評追加。1週間前に読了してゐたのですが、寸評が遅れました。特異な作品で『青い花』以上にノヴァーリスの独自性が出てゐます。それ故難解な点もありますが、重要な価値を持つ作品と云へます。以前書いた『青い花』の寸評も拡充させたいなと思ふこと頻りです。「楽興撰録」にてバックハウスのCD評追加。
11.9
人生偶には行き詰まるものです。
11.6
立込んだ故更新が滞りました。来年2月11日に演奏会を控へる弥生室内管弦楽団の強化合宿に参加してきました。時期としては早いのですが、充実した合宿となりました。いい演奏会となること必定でせう。「楽興撰録」にてフロンザリーSQのCD評追加。
11.1
「楽興撰録」にてフリッチャイのCD評追加。
神無月
10.29
プーシキン『エヴゲーニイ・オネーギン』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。プーシキンの代表作ですが、現代の読者には時代の制約が多く感じられるでせう。溢れる詩趣と余計者の苦悩を読むべき作品です。今後もプーシキンの作品を重点的に渉猟して行く積もりです。「楽興撰録」にてミヨーのCD評追加。
10.27
「楽興撰録」にてシューリヒトのCD評追加。多忙の為、更新が滞つてゐます。陳謝。
10.23
「世界文学渉猟」にてルソー『孤独な散歩者の夢想』の寸評追加。1週間前に読了してゐたのですが、寸評が遅れました。以前からルソーの著作に関心を抱いてゐたのですが、やうやう手に取りました。ルソー最後の著作で特異な作品です。常人には理解出来ない点も多いでせう。『新エロイーズ』『エミール』『告白録』など今後の重要渉猟目標が決まりました。「楽興撰録」にてフラグスタートのCD評追加。
10.20
「楽興撰録」にてデ=ヴィートのCD評追加。
10.18
「楽興撰録」にてパレーのCD評追加。注目の新譜情報が目白押しです。仏Tahraがやうやうアーベントロートの没後50年記念CDを発表しました。未発売の悲愴交響曲に期待がかかります。他にシェルヘンの注目盤が出ます。知人よりシューベルトの第6交響曲の名演の噂を聞いてゐただけに朗報です。米Music&Artsが幻とされたステレオ録音のトスカニーニの悲愴交響曲を発売します。伊IDISからも発売されるのですが、ロッシーニの録音も含まれるM&A盤の方に魅力を感じます。米Arbiterがフランシス・プランテの全録音集を出します。プランテの全集は米Marstonの特別会員のみに頒布される特典CDしかなかつたので感謝感激です。英Duttonより廉価復刻CDの新譜があり、最大の注目はサモンズの初出を含むディーリアスの3曲とルブラのソナタです。他の新譜も魅力的なものばかりです。
10.17
モリエール『心ならずも医者にされ』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。余りにも面白いので1日で読んで仕舞ひました。モリエールの数ある作品の中でも特にお薦めしたい傑作です。医者への当て擦りを主題にした作品は他にもあり、モリエールの執念を感じます。
10.16
「楽興撰録」にてダヴラツのCD評追加。米Music&Artsがモントゥーとサンフランシスコ交響楽団との「日曜の夕べ」10枚組に初出音源を加へて13枚の箱物を出すとのことです。嬉しい反面、買ひ直しをする蒐集家の哀しき性に嘆息するのであります。英Pearlが古楽の先駆者ドルメッチの復刻を出した模様なので、注文しようと思ひます。
10.14
「楽興撰録」にてモイセイヴィッチのCD評追加。
10.11
「楽興撰録」にてクライバーのCD評追加。
10.10
ゾラ『居酒屋』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。現代の我々が読んでもこの作品の恐ろしさは感得出来ます。貧困層が広がりつつあると云はれる現代日本において、ジェルヴェーズのやうな生き方を見て取ることは難しいことではありません。健気なジェルヴェーズに潜む病巣は我々の内にもあるのです。ルーゴン=マッカール叢書は今後とも渉猟して行く積もりです。次は『ジェルミナール』を読もうと計画中です。
10.9
DeccaのOriginal Mastersからカーゾンとアンセルメの注目盤が出ます。カーゾンの最も代表的な録音で構成された組物は見逃せません。アンセルメは滅多に聴けない演目で構成されてをり蒐集欲をそそります。同じくDeccaからブリテン自作自演が出ますが、既に歌劇の箱物が3種―計28枚!―出てゐるとは知りませんでした。第4集は管弦楽曲を中心とした構成で愛好家でなくとも興味を覚えます。「楽興撰録」にてマレシャルのCD評追加。
10.4
「楽興撰録」にてケルテスのCD評追加。
10.2
エウテルペ楽奏団第10回演奏会は大変良き演奏会であつたと思ひます。課題も多く残された感はありますが、次回演奏会への大いなる前進に結び付けたいものです。次に新譜情報を備忘録として記してをきます。米Music&Artsがシュナーベルのモーツァルトのセッション録音全集と貴重なライヴ録音を併せた5枚組を出します。これだけ纏まつた復刻はなかつたので大歓迎です。英Testamentがトスカニーニの稀少録音2枚組とシューリヒトがウィーン・フィルを振つたベートーヴェンの第9交響曲を出すとのことで興味津々です。「楽興撰録」にてバックハウスのCD評追加。

9.30
「世界文学渉猟」にてチャペック『山椒魚戦争』の寸評追加。2週間前には読了してゐたのですが、寸評が今日まで遅れて仕舞ひました。チャペックの主題は明瞭で刺激に充ちてをり、現代において最も読み甲斐のある作家と云へます。『山椒魚戦争』は万人に薦めたい名作ですが、最後の部分に納得がいかない方は多いでせう。詮方ないことです。
9.29
主幹が出演する演奏会の宣伝を致します。エウテルペ楽奏団第10回演奏会が、明後日10月1日の日曜日、三鷹市藝術文化センター風のホールにて、14時開演です。演目はベートーヴェンの交響曲第8番とマーラーの交響曲第4番、他です。充実した演奏会になると思はれますので、お足運び頂ければ幸甚です。「楽興撰録」にてシゲティのCD評追加。
9.25
バルザック『エル・ベルデゥゴ』『ざくろ屋敷』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。『エル・ベルデゥゴ』は性格描写の掘り下げがないものの、劇的な物語で面白く読めます。『ざくろ屋敷』は感傷的な美しさが印象的ですが、起伏に乏しい作品です。概してバルザックの短篇小説は、長篇小説に比べて感銘が劣ると云ふのが正直な考へです。「楽興撰録」にてフルトヴェングラーのCD評追加。
9.24
「楽興撰録」にて「パルジファル」のCD評追加。
9.20
「楽興撰録」にてモントゥーのCD評追加。
9.18
バルザック『恐怖時代の一挿話』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。陰々滅々とした作風ですが、バルザックの意図が最後に至る迄貫徹された作品としてお薦め出来ます。「楽興撰録」にてホロヴィッツのCD評追加。
9.16
「楽興撰録」にてプシホダのCD評追加。
9.14
バルザック『沙漠の情熱』『ことづけ』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。未読であつたバルザックの短篇を手に取りました。長篇のやうな感銘がないのは事実ですが、人間の神聖で不可思議な生理を見事に示してをります。「楽興撰録」にてパレーのCD評追加。
9.12
「楽興撰録」にてダヴラツのCD評追加。
9.10
「楽興撰録」にてフリッチャイのCD評追加。
9.8
プーシキン『大尉の娘』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。兎に角面白いので一気に読んだのですが、怠惰の為寸評の更新が今になつた次第です。『大尉の娘』は文句の付けやうがない傑作です。四つ星を付けないのは深い哲学を語る類ひの作品でなく、所謂古典的な体裁な作品だからです。しかし、これほど完成度が高く、物語に引き摺り込む魅力を備へた小説は稀です。未読の方は躊躇ふことなくお手に取ると良いでせう。
9.7
「楽興撰録」にてメニューインのCD評追加。
9.4
「楽興撰録」にてケンプのCD評追加。
9.3
「楽興撰録」にてフラグスタートのCD評追加。

8.31
「楽興撰録」にてアンゲルブレシュトのCD評追加。
8.30
レッシング『賢人ナータン』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。キリスト教とイスラム教とユダヤ教の融合を説いた作品などと紹介すると普遍的な関心を得られないかも知れませんが、『賢人ナータン』は人間の心性と理性に深く訴へてくる傑作です。ナータンや名君サラディンの気高さには自然感服せざるを得ません。筋の構成も巧みで、万人に薦めたい名作です。
8.28
「楽興撰録」にてパッティのCD評追加。
8.24
「楽興撰録」にてアーベントロートのCD評追加。
8.22
「楽興撰録」にてサラサーテ/マネンのCD評追加。
8.21
スウィフト『奴婢訓』『穏健な提案』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。偏愛する作家スウィフトの復刊があつたので手にしました。『奴婢訓』の辛辣な逆説には然程感銘を受けはしなかつたのですが、付録のやうに併録された『穏健な提案』を読むに至り肝を潰しました。『ガリヴァー旅行記』の終章で私の頭を狂はしたスウィフトの骨頂がこの短い論文に凝縮されてゐます。何といふ恐ろしい人物でせう。『ドレイピア書簡』も何れは読んでみたいと思つてをります。
8.20
「楽興撰録」にてバルビローリのCD評追加。嬉しい新譜情報を列挙しませう。仏ACCORDが歴史的音源の大量復刻を行ひます。ドヴィ・エルリによるバッハの無伴奏ソナタとパルティータに注目です。米Marstonからはリトヴァンヌの全録音2枚組が出ますが、これにはアルフレッド・コルトーの初録音が含まれてをり大変貴重です。更に英Biddulphから愛好家垂涎の復刻2点があります。カミラ・ヴィックスのシベリウスとヴァーレンの協奏曲、ライオネル・ターティスのヴォカリオン全録音集4枚組です。先に出たコロムビア全録音4枚組と併せターティスの録音の殆どが揃つたことになり、Biddulphのこれまでの仕事のなかでもこれは最も価値のあるものです。
8.18
「楽興撰録」にてホロヴィッツのCD評追加。
8.15
アリストパネス『雲』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。ソクラテスを誤解と偏見で揶揄した怪しからぬ作品ですが、喜劇としては上等で、ロゴスを縦横に操る皮肉満点の作品です。卑俗な主題が多い喜劇ですが、この作品は現代でも興味深く読めます。
8.13
「楽興撰録」にてペトリのCD評追加。
8.10
アリストパネス『騎士』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。第1等を獲得したアリストパネスの代表作のひとつですが、当時果敢にデマゴーグに挑んだ心意気を勘定に入れる必要があります。現代の我々が興味深く読めるのは人心を動かす口八丁の数々が揶揄される後半部分でせう。「楽興撰録」にてイグナティウス/テルマニーのCD評追加。
8.8
「楽興撰録」にてミュンシュのCD評追加。
8.6
「世界文学渉猟」にてエウリピデス『ヘラクレス』の寸評追加。新機軸による絶望的な悲劇を演出した名作です。難点は救ひがなく、為す術のない結末が何も意味しないことです。「楽興撰録」にてジーリのCD評追加。
8.3
エウリピデス『救ひを求める女たち』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。この作品もペロポンネソス戦争時のアテナイの情勢が反映された政治的意図の強い作品で、藝術的な格では見劣りがします。「楽興撰録」にてシューリヒトのCD評追加。
文月
7.31
トルストイ『戦争と平和』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。2ヶ月半を要してやうやう読破。作品を長いとは露程も思ひませぬ。斯様に面白い作品が一部の人にしか読まれないのは残念なことです。四つ星を躊躇なく付けると共に、以前書いた「世界の八大小説」を改めねばならぬ必要に迫られました。こちらは後日更新すると致しませう。
7.30
「楽興撰録」にてブッシュのCD評追加。更に嬉しい新譜情報です。BBCレジェンドよりデニス・ブレインの4枚目となる貴重な録音が登場します。これは愛好家ならずとも注目の1枚でせう。その他、フラグスタートのロンドン公演の記録に興味を覚えます。
7.27
「楽興撰録」にてトスカニーニのCD評追加。嬉しい新譜情報です。EMIからイーヴ・ナットの全録音が15枚組で出ます。ベートーヴェンとシューマンの録音以外は殆ど復刻されてゐなかつたので貴重です。自作自演も含まれるので愛好家必携でせう。
7.25
「楽興撰録」にてギーゼキングのCD評追加。
7.23
「楽興撰録」にてモウレルのCD評追加。
7.20
「世界文学渉猟」にてトルストイ『光あるうち光の中を歩め』の寸評追加。後期の作品でトルストイの思想をよく表してをります。世俗の生活に浸るユリウスの言動の方が力に満ち溢れてをり、単純にキリスト教を理想化した作品ではないところに不思議な魅力があります。理想と現実の葛藤は古今東西の文学における永遠の主題と云へませう。
7.19
「楽興撰録」にてアーベントロートのCD評追加。
7.17
「楽興撰録」にてマレシャルのCD評追加。
7.14
「世界文学渉猟」にてロマン=ロラン『ジャン・クリストフ』の寸評追加。春に読んだ大作の寸評をやうやう仕上げた次第です。大作への思ひ入れが過剰な文章にならぬよう時間を空けました。冷静に眺めた方が考へが纏まるのです。世紀末といふ時代精神の反映と第一次世界大戦の打撃によりこの名作には限界があるのは事実ですが、気高い理想は今尚感動を与へてくれます。迷ふことなく四つ星を付けました。
7.12
「楽興撰録」にてシューマンのCD評追加。
7.11
「楽興撰録」にてフルトヴェングラーのCD評追加。
7.7
「楽興撰録」にてヴァルターのCD評追加。
7.5
「楽興撰録」にてペトリのCD評追加。米Music&Artsより驚愕の新譜情報が出ました。プラドにおけるカザルスと仲間たちの録音集第2弾12CDが出るとのことで、未発表録音多数を含みます。カザルスが弾くブラームスのソナタ第1番が聴けるのはありがたいことです。また、カザルスが指揮するバッハのカンタータも興味を惹きます。
7.2
「楽興撰録」にてモントゥーのCD評追加。今年も半年過ぎ去り、時の非情さを思ひます。「世界文学渉猟」の更新が失速気味ですが、今年は『ジャン・クリストフ』と『戦争と平和』といふ大作を渉猟し、充実してゐると考へてゐます。「楽興撰録」の更新頻度は何とか維持出来てゐると思ふのですが、クレーマンのディスコグラフィー作製計画に一抹の不安を禁じ得ません。一念発起して仕上げると致しませう。
水無月
6.29
ロマン=ロラン『トルストイの生涯』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。『戦争と平和』渉猟を一時中断し、短い作品をと手にしました。トルストイ理解を深める為、また、今年はロマン=ロラン渉猟に熱を入れたことも併せ、当然の選択と云へませう。文豪と文豪の精神が交はるところは偉大な火花が散つてをり、ベートーヴェンやミケランジェロ以上の感銘を受けました。そして、そろそろ『ジャン・クリストフ』の書評も書き上げねばと猛省してをります。「楽興撰録」にてポンセルのCD評追加。
6.27
「楽興撰録」にてシゲティのCD評追加。
6.26
弥生室内管弦楽団の第30回演奏会は、これまでにない満員御礼の大成功で終へることが出来ました。末廣氏との念願の再共演を最高の形で果たしたことを感慨深く思ひます。兎に角良い演奏会でした。
6.24
明日は弥生室内管弦楽団の第30回演奏会です。個人的には大変思ひ入れのある演奏会です。全曲好みの曲ばかりで練習がいつも楽しかつたものです。25日14時開演、トッパンホールにて。多くの方のご来場お待ちしてをります。「楽興撰録」にてブッシュのCD評追加。
6.22
「楽興撰録」にてクラウスのCD評追加。
6.20
「楽興撰録」にてシュルスヌスのCD評追加。
6.19
「世界文学渉猟」にてイプセン『ヘッダ・ガーブレル』の寸評追加。現代社会の病巣をも預言する深い作品ですが、劇自体の感銘は散漫で、不可解な点もあります。ヘッダを演じる女優は人生への洞察が要求されるでせう。
6.18
「楽興撰録」にてアンチェルのCD評追加。
6.16
「楽興撰録」にてモイセイヴィッチのCD評追加。
6.15
「楽興撰録」にてパレーのCD評追加。現在『戦争と平和』を渉猟中で、1ヶ月で2巻迄読了出来た。どうやら2ヶ月計画になりさうだ。流石は名作で読み応へがある。だが先を読む前に、変化を付けるべく短い作品を渉猟してからにしようと思ふ。
6.13
「楽興撰録」にてマレシャルのCD評追加。
6.11
「世界文学渉猟」にてイプセン『野鴨』の寸評追加。以前纏めてイプセンを渉猟した時に最も感服したのが『野鴨』です。前作『民衆の敵』を鑑賞したことで、この作品の奥深さを改めて知る処となりました。この2作は表裏一体を成すもので、更には『幽霊』を含めて3部作を形成してゐるとも云へます。100年前、イプセンが世界で最も重要な劇作家とされたことは、これらの作品が証明してくれるでせう。「楽興撰録」にてホロヴィッツのCD評追加。
6.5
「楽興撰録」にてモントゥーのCD評追加。
6.1
「楽興撰録」にてポンセルのCD評追加。米Music&Artsからモントゥーがフランス国立管弦楽団を指揮したといふ箱物やヴァルターとフラグスタートが共演した2種の「フィデリオ」など愛好家垂涎のCD化があります。最近Music&Artsは良い仕事をしてゐます。
皐月
5.31
「世界文学渉猟」にてイプセン『人形の家』の寸評追加。改めて申し上げる必要もない名作です。近代演劇はこの作品から始まつたと云つても過言ではありますまい。「楽興撰録」にてシゲティのCD評追加。
5.27
「楽興撰録」にてブッシュのCD評追加。
5.25
「世界文学渉猟」にてイプセン『幽霊』の寸評追加。これは『民衆の敵』に劣らない問題作と云へませう。イプセンは単に古い道徳観念を否定したのではなく、新しい価値観を迎へ撃つ絶望的な未来をも暗示してをります。陰惨な、そして真実に充ちた大傑作です。引き続きイプセン作品の寸評を試みます。
5.24
「楽興撰録」にてアーベントロートのCD評追加。仏Tahraの新譜情報はクライバー、ヴァルター、シューリヒトなど愛好家には目が離せない内容です。
5.23
「世界文学渉猟」にてイプセン『民衆の敵』の寸評追加。先月末に読了したのですが、直後の興奮で寸評が滅茶苦茶にならぬやうに時間を措きました。これはイプセンの随一の大傑作と云ふに止まらず、現代民主主義社会の欠陥をも暴いた問題作と云へます。躊躇なく四つ星を付けました。之読まずして何を読もう。
5.21
「楽興撰録」にてフロンザリーSQのCD評追加。
5.19
「楽興撰録」にてフォイアマンのCD評追加。
5.17
「楽興撰録」にてメンゲルベルクのCD評追加。
5.15
レールモントフ『現代の英雄』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。久々の更新となつて仕舞ひました。既成道徳に静かな反抗を抱くペチョーリンを悪漢と見るか、現代の英雄と見るかで解釈は異なるでせうが、そんな点を無視しても純粋に優れた心理小説として万人にお薦め致します。「楽興撰録」にてシュルスヌスのCD評追加。
5.12
Salon de Socratesを立ち上げて無事2周年を迎へることが出来ました。如何にか10000HITも達成することも出来、このやうな偏狭なサイトをご覧頂いてをります皆様へは感謝の念で一杯です。「連載・ディスコグラフィー」の第6回「ヌヴー」を何とか完成させました。文章はまだ直さねばならぬ箇所があるのですが、夭逝の天才ヴァイオリニストへのオマージュは語り尽くしたと思つてゐます。引き続き今年中には「クレーマン」の頁を完成させる所存です。「世界文学渉猟」は半月程更新が捗つてゐませんが、現在は大作『戦争と平和』を渉猟中で、今後は更なる内容拡充をしていく積もりです。どうぞこれからもSalon de Socratesを宜しくお願い致します。
5.10
「楽興撰録」にてペトリのCD評追加。
5.8
「楽興撰録」にてシューリヒトのCD評追加。
5.7
来る6月25日にトッパンホールで行はれる弥生室内管弦楽団第30回演奏会の為の強化合宿に参加してきました。サイト更新は明日以降とさせて頂きます。
5.1
サイト開設2年を間近に控へ、10000HITをやうやう達成。開設2年記念頁を用意したいのですが、今からでは到底無理でせう。「楽興撰録」にてパウエルのCD評追加。
卯月
4.29
「楽興撰録」にて「コジ・ファン・トゥッテ」のCD評追加。
4.27
「楽興撰録」にてミュンシュのCD評追加。
4.25
樋口一葉『この子』『わかれ道』『われから』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。社会の暗部に対する抗議と忍従するしかない生き方への同情を涙に託した『わかれ道』と、複雑な構成を一葉独特の含みで謎かけした野心作『われから』が名作です。一葉の代表作は大体読んだことになりますが、機会あれば他にも読んでみようと思ひます。
4.24
「楽興撰録」にてグルックのCD評追加。
4.21
「楽興撰録」にてシゲティのCD評追加。
4.19
樋口一葉『十三夜』『うつせみ』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。二重構造で作品に奥行を持たせた『十三夜』が名作です。被害者が加害者となる展開から忍耐と諦観の人生観が滲みます。狂女を描いた『うつせみ』はぞつとする美しさを持つ異色作です。
4.18
樋口一葉『ゆく雲』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。運命をかけた恋も、離れて時も経てば失せるもの。無常観漂ふ作品で、展開がないまま終はる短篇です。「楽興撰録」にてアンチェルのCD評追加。
4.16
樋口一葉『大つごもり』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。結末の仄めかしは多くの含みをもたらし、作品に解釈の奥行を与へてをります。一葉の名作の中でも特にこの作品を推します。「楽興撰録」にてバックハウスのCD評追加。驚愕の新譜情報があります。シューリヒトが得意の演目ばかりでベルリン・フィルを振つたライヴ録音2枚組が英TESTAMENTから出るさうです。期待が高まります。
4.12
「楽興撰録」にてアーベントロートのCD評追加。
4.11
数日間―恐らく4月6日から9日までメール受信に障害がありましたので、その期間にご連絡頂いた方はお手数ですがもう一度ご連絡下さいませ。
4.9
「楽興撰録」にてフーベルマンのCD評追加。
4.7
「楽興撰録」にてフルトヴェングラーのCD評追加。
4.6
「世界文学渉猟」にてロマン=ロラン『ミケランジェロの生涯』の寸評追加。前作のベートーヴェンとは異なる陰鬱な伝記作品で、ロマン=ロランが藝術の最高峰に位置する大家らを褒め讃える意図ではなく、人生の悲劇と藝術の勝利を斟酌なしに呈示するといふ目論見でこれらの著述をしたことに気付かされます。「楽興撰録」にてプリムローズのCD評追加。
4.4
「楽興撰録」にてフリッチャイのCD評追加。新譜情報の追加ですが、モーツァルト生誕250年を記念してでせうか、米Music&Artsからヴァルター指揮による「魔笛」とクラウスのソナタ全集―ハイドン協会盤からのCD化―が出るさうで、喜ばしい限りです。英Pearlからも久々の新譜でフェリアーの未発表録音を含む注目盤があります。
4.2
「楽興撰録」にてシューリヒトのCD評追加。新譜情報では、米Marstonのゴドフスキー全集第2巻目と米Music&Artsのトスカニーニ生涯最後の演奏会を再リマスターしたものに注目してゐます。
弥生
3.31
「世界文学渉猟」にてロマン=ロラン『ベートーヴェンの生涯』の寸評追加。この1ヶ月半といふもの『ジャン・クリストフ』を渉猟してをりまして、この大作に没入してゐる次第なのですが、大河小説の執筆に先立つて生まれたこの伝記作品は重要な意味を持つ作品と云へます。ロマン=ロランの純粋な美しさが詰まつた名作です。「楽興撰録」にてペトリのCD評追加。
3.27
「世界文学渉猟」にてホメーロス『オデュッセイアー』の寸評追加。読了したのが昨年の11月でしたので、大分時が過ぎて仕舞ひました。この叙事詩のことを賞讃することなど野暮の骨頂です。唯読めばその素晴らしさは会得できるでせう。『イーリアス』は峻厳な格調高さで、『オデュッセイアー』は巧妙な物語の面白みで別格の世界を築き上げてゐます。「楽興撰録」にてメンゲルベルクのCD評追加。
3.22
「楽興撰録」にてグリュンフェルトのCD評追加。
3.19
「楽興撰録」にてモントゥーのCD評追加。
3.18
「世界文学渉猟」にて有島武郎『或る女』の寸評追加。読了したのが今年初めでありまして、今更の寸評となつて仕舞ひました。これは近代日本長編小説群中一際抜きん出た傑作です。このやうに完成度が高く、世界に通用する作品は本邦には多くありません。細部の彫刻も見事ながら、全体の均整もよく出来てゐます。本年読了した作品では初の四つ星です。「楽興撰録」にてグルックのCD評追加。
3.16
「楽興撰録」にてシゲティのCD評追加。
3.14
「楽興撰録」にてフルトヴェングラーのCD評追加。
3.10
「楽興撰録」にてレーマンのCD評追加。
3.6
「世界文学渉猟」にてゾラ『テレーズ・ラカン』の寸評追加。読了したのが昨年12月上旬と大分前なのですが、今でも強い印象を残す傑作です。好き嫌ひは分かれるでせうが、誰もが認めねばならぬ文学史上に転換期を与へた不滅の名作です。「楽興撰録」にてトスカニーニのCD評追加。
3.5
「楽興撰録」にてギーゼキングのCD評追加。
3.4
1週間振りの更新となりました。誠に申し訳なく思ひます。まずは2月26日の演奏会のご報告を。満員御礼の素晴らしい内容の演奏会でした。これも偏にギター独奏の新井氏の御蔭でありませう。またの共演の機会を切に望みます。「世界文学渉猟」にて中島敦『わが西遊記』の寸評追加。読了したのが半年も前でして、昨年読んだ中島敦作品の寸評をやうやう全部仕上げることが出来ました。中国を代表する奇書を換骨奪胎した中島敦ならではの名作で、哲学的な深みに感服しました。「楽興撰録」にてデュ=プレのCD評追加。
如月
2.25
26日は主幹が新たに参加することになつたエウテルペ楽奏団の演奏会です。第一生命ホールにて13時半開演。名曲揃ひなので素晴らしい演奏会になるでせう。「楽興撰録」にてモントゥーのCD評追加。
2.23
「楽興撰録」にてフリードベルクのCD評追加。新譜情報をふたつ。鶴首してゐた英APRのコルトー戦後録音第2弾が漸く発売となる。日OTAKEN RECORDSよりポーランドの名手コハニスキの復刻が出ます。珍しいヴォカリオン録音を含んだものなら是非とも蒐集したいものです。
2.20
「世界文学渉猟」にて中島敦『古譚』の寸評追加。高校生の時分に教科書で『山月記』を読んだ方は多いでせう。漢学の素養のある文人は他にもをりますが、古代オリエントに関する博識振りには舌を巻きます。万人にお薦めしたい傑作短篇集です。「楽興撰録」にてメニューインのCD評追加。
2.19
「楽興撰録」にてシューリヒトのCD評追加。
2.16
「楽興撰録」にてロス=アンヘルスのCD評追加。
2.15
ブレヒト『三文オペラ』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。人を食つた結末に至りこの作品の真価を理解しました。全体が断絶や逆説や不合理で構築され、叙事的演劇の方法論が充溢してゐます。それまでの戯曲作品と同じ鑑賞法では当たらないことが肝要なのだと知りました。
2.13
「楽興撰録」にてパンゼラのCD評追加。
2.11
アリストパネス『女の議会』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。喜劇といふ隠れ蓑から痛烈な政治批判が繰り広げられる傑作です。没落するアテナイの死亡診断書とも云へる作品。「楽興撰録」にてフルトヴェングラーのCD評追加。
2.9
巨星堕つ。昨晩、日本楽壇の重鎮伊福部昭氏が大往生。「シンフォニア・タプカーラ」「交響譚詩」「交響ファンタジー」を弾いた時の感銘は忘れられません。伊福部作品が本当に評価されるのはこれからだと思ひます。日本一の作曲家の冥福をお祈り致します。
2.8
「楽興撰録」にてシゲティのCD評追加。
2.6
アリストパネス『女の平和』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。代表作といふことで手始めに読んでみましたが、大して感銘を受けませんでした。しかし、読了後考察してみるとアリストパネスの嘲弄の奥深さにたぢろぎました。危険な喜劇作家です。「楽興撰録」にてクラウスのCD評追加。
2.4
ローデンバック『霧の紡ぎ車』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。作風は『死都ブリュージュ』と大差がない短編集です。全てが精妙に完成させた名品で、ローデンバックの真価を伝へます。「楽興撰録」にてセゴビアのCD評追加。
睦月
1.31
ローデンバック『死都ブリュージュ』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。クノップフらのベルギー象徴主義を愛好する者として興味深く読みました。世紀末藝藝術に関心のある方には特にお薦め致します。引き続きローデンバック『霧の紡ぎ車』を渉猟中。
1.28
ユゴー『死刑囚最後の日』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。『レ・ミゼラブル』の萌芽を予感させるユゴー最初期の作品です。かの大作に感動した方は是非とも手に取つて頂きたい名作です。「楽興撰録」にてシュヴァルツのCD評追加。
1.24
ジッド『一粒の麦もし死なずば』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。これはジッドの『告白録』です。ジッドに関心のある方ならば必読の作品と云へます。類例のない真摯な態度で書かれてをり、読者は自然頭を下げるでせう。代表作『狭き門』も近いうちに読もうと思ひます。
1.23
「楽興撰録」にてミュンシュのCD評追加。
1.21
「楽興撰録」にてプシホダのCD評追加。
1.20
「世界文学渉猟」にて中島敦『光と風と夢』の寸評追加。読了したのが昨年10月でありまして今更ながらの寸評です。『李陵』『弟子』をもつて中島敦を代表する大作とすることに異存はありませんが、次いで挙げるならば『光と風と夢』以外にはなく、質・量において匹敵する傑作です。『光と風と夢』を読んで『宝島』の作家スティーヴンソンに興味を抱かれる方も多いと思ひます。「楽興撰録」にてフリードベルクのCD評追加。
1.18
「楽興撰録」にてシューリヒトのCD評追加。新譜情報をひとつ。米Arbiterがダルベーアの商業録音全集2枚組を出すとのこと。ピアニストとしてのダルベーアの全貌が聴ける待望の復刻故、これは是非蒐集せねばなりますまい。
1.13
「楽興撰録」にてレーマンのCD評追加。
1.12
佳人薄命。貴女と帰つた都電の夜は決して忘れますまい。其面影は永遠に美しいままで。
1.10
「世界文学渉猟」にて中島敦『南島譚』の寸評追加。難解な漢文調による作品が多い中島敦の作品ですが、『南島譚』は平明で南海の大らかさに満ち溢れた幸福な作品です。中島敦の異なる側面が見えて興味深い作品と云へませう。
1.9
「楽興撰録」にてクナッパーツブッシュのCD評追加。
1.6
「楽興撰録」にてプリムローズのCD評追加。
1.3
「世界文学渉猟」にて中島敦『名人伝』の寸評追加。『弟子』と並んで中島敦の作品で最も好きなものです。小半時もあれば読めるので、未読の方には手に取つてみることを是非にと薦めます。さて、昨年、中島敦の作品を4つも読了してゐるのに寸評を据ゑ置きにして仕舞ひ、真に心残りであつたのですが、纏めて仕上げたいと奮起しました。準備中の表記は気になさりませんように。「楽興撰録」にてモイーズのCD評追加。
元日
新年あけましておめでたうございます。本年も何卒Salon de Socratesを宜しくお願ひ致します。今年も年頭所信から始めたいと思ひますが、守れないことは書かないようにしませう。ヌヴーとクレーマンのディスコグラフィーを完成させる。「世界文学渉猟」の寸評を昨年同様70以上増やす。これ以上は気分次第に致します。本年の渉猟計画としては、『荘子』か『韓非子』の何れかを読むのと、『戦争と平和』か『ジャン・クリストフ』か『ユリシーズ』などの大作をせめて1つは読みたいと考へてをります。欲を出せば『水滸伝』や『アラビアン・ナイト』にも手を付けたいのですが、多分無理でせう。世界文学を扱ふサイトなのに日本近代文学以外の東洋文学が手薄なことに心苦しさを感じてゐるのですが、焦らず拡充する積もりです。「楽興撰録」にてアーベントロートのCD評追加。


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