2013
師走
12.30
本年もSalon de Socratesをご覧頂きましてありがたうござりました。HPとは無縁なことでござりますが、今年第一の目標でありました小説の執筆は満足するほど捗らず、来年に持ち越しと成りました。とは云へ、一応の進捗はありました。引き続き精進致します。油彩の製作は精力的に行ひ2作品を描き上げ、新たな習得もありました故、充実してゐたと申せませう。ヴァイオリン演奏もそれなりの成果を得られたやうに思ひます。「世界文学渉猟」で今年四つ星を付けた読了作品は、ドストエフスキー『虐げられた人びと』、ブレヒト『ガリレイの生涯』、オースティン『高慢と偏見』、菊池寛『真珠夫人』の4つでした。中ではブレヒトの作品を一段高く評価します。次の更新は1月5日頃を予定してをります。来年もどうか宜しくお願ひ申し上げます。
12.29
菊池寛『真珠夫人』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。面白くて頁を捲る手を止められなかつた。通俗小説と敬遠するなかれ。四つ星献呈です。
12.27
「楽興撰録」にピアティゴルスキーのCD評追加。
12.23
「楽興撰録」にアーベントロートのCD評追加。
12.22
「楽興撰録」にフロイントのCD評追加。
12.20
オースティン『高慢と偏見』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。『エマ』以上に引き込まれて読んだ。モームも選出したやうにオースティンの代表作は『高慢と偏見』をもつて第一とする。四つ星献呈です。
12.16
オースティン『エマ』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。英國作品は久方振りである。友人に倣つてこれ迄未読だつたオースティンを手に取つた。余りに面白く一気呵成に読んだ。続いて高名な『高慢と偏見』も渉猟する。
12.12
事後報告ですが、12月7日(土)と8日(日)に新宿区民オペラ公演にてフンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」の上演に第二ヴァイオリン主席として参加しました。オーケストレーションが素晴らしい作品で惚れ込みました。特に第2幕の美しさは如何ばかりでせう。練習も兎に角楽しくて、難曲だといふ意識は生じませんでした。この作品は機会あれば何度でも演奏したい曲です。今回は日本語による上演だつたので何れは原語での上演が夢であります。「楽興撰録」にハンガリーSQのCD評追加。
12.5
「楽興撰録」に「ヘンゼルとグレーテル」のCD評追加。
12.2
「楽興撰録」にブッシュのCD評追加。
霜月
11.28
アプレイウス『メタモルフォーセス』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。『黄金の驢馬』として知られる世界最古の長篇小説。古さを感じさせない普遍的な名作だ。
11.27
「楽興撰録」に「ヘンゼルとグレーテル」のCD評追加。
11.21
「楽興撰録」にセルのCD評追加。
11.19
「楽興撰録」にレーマンのCD評追加。
11.12
ルルフォ『ペドロ・パラモ』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。20世紀ラテン・アメリカ文学の一大巨星。追随と類型を許さない不滅の傑作だ。
11.11
「楽興撰録」にシューリヒトのCD評追加。
11.7
「楽興撰録」にタリアフェロのCD評追加。
11.4
「楽興撰録」にウラッハのCD評追加。
神無月
10.31
「楽興撰録」に「ヘンゼルとグレーテル」のCD評追加。
10.22
「楽興撰録」にトスカニーニのCD評追加。
10.19
メリメ『煉獄の魂』『イールのヴィーナス』『ロキス』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。『イールのヴィーナス』が一際抜きん出た傑作。メリメの語り口の巧さには毎度脱帽だ。1ヶ月以上前に読了してをりましたが、多忙の為更新が遅くなりました。
10.17
演奏会は無事に終了しました。一安心してゐる次第です。「楽興撰録」にセルのCD評追加。
10.11
演奏会のお知らせをば。来る10月13日(日)、第一生命ホールにて弥生室内管弦楽団の第42回演奏会がございます。曲目はメンデルスゾーン「リュイ・ブラース」序曲、シューベルトの交響曲第6番、ブラームスの交響曲第4番です。14時開演でございます。「楽興撰録」にトスカニーニのCD評追加。
10.9
「楽興撰録」にムラヴィンスキーのCD評追加。
10.1
「楽興撰録」にブルショルリのCD評追加。
長月
9.26
事後報告ですが、9月22日(日)と9月23日(月)にエウテルペ楽奏団特別公演にてモーツァルト「フィガロの結婚」を上演致しました。常套的なカット1曲のみ、セッコもカットなしで上演時間は3時間半にも及びました。歌手陣も大変素晴らしく、マエストロの見事な統率で出来は上々であつたと思ひます。至高の名曲と過ごせた時間は得難いものでした。「楽興撰録」にシューリヒトのCD評追加。
9.19
「楽興撰録」に「フィガロの結婚」のCD評追加。
9.11
「楽興撰録」にクーレンカンプのCD評追加。
9.6
事後報告ですが、8月31日(土)と9月1日(日)に新宿区民オペラ第19回公演にて生誕200年となるヴェルディの大作「ドン・カルロ」イタリア語4幕版を上演致しました。5年目となる第2ヴァイオリン主席の責務を全うすることが出来ました。素晴らしき歌手に恵まれ、長時間の公演が夢のやうでした。良き仲間と音楽に感謝致します。「楽興撰録」にアーベントロートのCD評追加。
葉月
8.28
「楽興撰録」に「フィガロの結婚」のCD評追加。
8.27
デカルト『方法序説』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。今更乍ら古典的な哲学の名著を手にした。ガリレオ・ガリレイの事件について言及があるといふので俄に興味が湧いたからだ。偉大な書だが、平易であるから万人にお薦めしたい。
8.24
「楽興撰録」に「ドン・カルロ」のCD評追加。
8.10
「楽興撰録」にトスカニーニのCD評追加。
8.4
ブレヒト『ガリレイの生涯』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。今日の原発問題の根源に迫ることをも出来る不滅の名作。連続の四つ星献呈です。
文月
7.31
多忙の為に更新が覚束無い。「楽興撰録」にナットのCD評追加。
7.23
「楽興撰録」にクナッパーツブッシュのCD評追加。
7.13
「楽興撰録」にランドフスカのCD評追加。
7.7
ドストエフスキー『虐げられた人びと』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。中期の傑作。ネリーの悲劇に心痛めぬ読者はゐまい。四つ星献呈です。四つ星は本年初です。これでドストエフスキーの高名な作品は大方読了した。今後は再読を試みるとしよう。「楽興撰録」にケルテスのCD評追加。
7.3
「楽興撰録」に「フィガロの結婚」のCD評追加。
水無月
6.26
「楽興撰録」にフロイントのCD評追加。
6.19
ドストエフスキー『永遠の夫』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。『白痴』と『悪霊』の間に書かれたことが頷ける傑作中篇。矢張りドストエフスキーは別格である。「楽興撰録」にカウフマンのCD評追加。
6.14
「楽興撰録」にレイボヴィッツのCD評追加。
6.10
「楽興撰録」にシューマンのCD評追加。
6.2
「楽興撰録」にアーベントロートのCD評追加。
皐月
5.28
「楽興撰録」にデ=グリーフのCD評追加。
5.24
「楽興撰録」にデ=サバタのCD評追加。
5.22
トルストイ『懺悔』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。トルストイの懐疑主義には一方ならぬ共感を覚える。
5.20
「楽興撰録」にカヤヌスのCD評追加。
5.16
「楽興撰録」にナットのCD評追加。
5.12
Salon de Socratesを立ち上げて9周年を迎へることが出来ました。毎年何かしらの頁を用意してきましたが、今年は遂に何も更新することが出来ませんでした。昨年から非常に多忙で、日々の更新も増々疎かになり、そもそも新しい頁の製作に着手することすら出来てをりません。来年は10周年ですので必ず何かを公開する積もりですが、今年もまだ半分残つてをりますので、余力があれば製作に打ち込みたいと思ひます。短い人生ですから何かを創造することで燃え尽きたいと考へてをります。弛まず歩みたいと思ひます。「楽興撰録」にフルトヴェングラーのCD評追加。
5.8
「楽興撰録」にミルシテインのCD評追加。
5.4
「楽興撰録」にシュトライヒのCD評追加。
卯月
4.28
プーシキン『バフチサライの泉』『ジプシー』『ポルタヴァ』『青銅の騎士』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。後の藝術家たちに霊感を与へた傑作揃ひ。余り語られることのない『ポルタヴァ』も大変読み応へがあつた。「楽興撰録」にアンセルメのCD評追加。
4.25
「楽興撰録」にピアティゴルスキーのCD評追加。
4.15
「楽興撰録」にブルショルリのCD評追加。
4.9
「楽興撰録」にクルプのCD評追加。
4.6
幸田露伴『風流仏』『一口剣』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。露伴出色の初期名作2篇。藝術的格調さでは『風流仏』だが、爽快な『一口剣』の方をより好む。「楽興撰録」にムラヴィンスキーのCD評追加。
4.4
「楽興撰録」にアラールのCD評追加。
弥生
3.30
「楽興撰録」にシゲティのCD評追加。
3.25
「楽興撰録」に「ティレジアスの乳房」のCD評追加。
3.23
樋口一葉『闇桜』『別れ霜』『うもれ木』『暁月夜』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。一葉最初期の作品群。藝術と俗世の葛藤を描いた出世作『うもれ木』が名作。
3.21
「楽興撰録」にモントゥーのCD評追加。
3.17
「楽興撰録」にパデレフスキのCD評追加。
3.15
「楽興撰録」にクラウスのCD評追加。
3.10
「楽興撰録」にセゴビアのCD評追加。
3.5
「楽興撰録」にデュ=プレのCD評追加。
3.1
演奏会は無事に終了致しました。好調な面もあり課題とすべき点もありました。そして、何度演奏してもエロイカは難曲であることを再認識させられるのです。更なる修練を続けます。「楽興撰録」にタリアフェロのCD評追加。
如月
2.23
バルザック『海辺の悲劇』『フランドルのイエス・キリスト』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。『海辺の悲劇』が傑作。「楽興撰録」にフルトヴェングラーのCD評追加。
2.20
「楽興撰録」にシューリヒトのCD評追加。
2.18
演奏会のお知らせをば。来る2月24日(日)、第一生命ホールにて弥生室内管弦楽団の第41回演奏会がございます。曲目はモーツァルト「劇場支配人」序曲、シューベルトの交響曲第5番、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」です。14時開演でございます。ご招待致しますので、ご興味のある方はご連絡下さい。「楽興撰録」にモイセイヴィッチのCD評追加。
2.13
事後報告ですが、2月10日(土)と11日(日)に新宿区民オペラ公演にてモーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」を上演してきました。第二ヴァイオリン主席として愛するモーツァルトの傑作を実に楽しく演奏することが出来ました。何よりも素晴らしい仲間と音楽を作れた喜びに浸れました。「楽興撰録」にクーレンカンプのCD評追加。
2.5
「楽興撰録」に「ドン・ジョヴァンニ」のCD評追加。
2.4
バルザック『サラジーヌ』『ピエール・グラスー』『ボエームの王』を読了し、「世界文学渉猟」に寸評追加。藝術を軸とした作品集。特に『ピエール・グラスー』が良い。他の2篇も重層的な語りの巧さに脱帽だ。
2.1
「楽興撰録」にフルトヴェングラーのCD評追加。
睦月
1.28
事後報告ですが、1月27日にエウテルペ楽奏団第21回演奏会がございまして、メンデルスゾーンとシューマンの交響曲ツィクルスの完結となるメンデルスゾーンの讃歌交響曲を演奏してきました。満員御礼となる大成功の演奏会で、素晴らしき合唱団の力もあり、なにひとつ欠けることのない大団円となりました。特にテノール独唱の土崎氏には感銘を受けました。「楽興撰録」に「ドン・ジョヴァンニ」のCD評追加。
1.21
「楽興撰録」にシュヴァルツコップのCD評追加。
1.14
「楽興撰録」にメンゲルベルクのCD評追加。
1.12
「楽興撰録」にピアティゴルスキーのCD評追加。
1.8
「楽興撰録」にナットのCD評追加。
1.4
謹賀新年。本年もSalon de Socratesを宜しくお願ひ致します。今年の目標の第一は長篇小説を脱稿することです。第二に油彩の更なる修練、第三にヴァイオリン演奏の修練に励むこととします。それではHPに余りにも関係がなさ過ぎるので、第四にサイトで新規の頁を公開出来るよう余力を割きたいと思ふ次第であります。「楽興撰録」に「フィデリオ」のCD評追加。
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